こんにちは。今回はアメリカの短大のシステムについてお話ししようと思います。
私がアメリカの短大に行っていたので、今後高校を卒業して将来進学を考えている方の参考になればと思います。

 

皆さんアメリカでの大学とはどんなシステムなのか、ご存じですか?AA、BAなど聞きなれない言葉が多いかなと思います。ですので、まとめてみていこうと思います。

 

高校を卒業すると、日本のように3タイプに大きく分けられます。

①専門学校
②短大
③大学(私は行っていないので、今回は省きます。)

 

アメリカの専門学校と短大

①専門学校はVocational SchoolTecnical Collegeとよばれます。

 

学ぶ科目にもよりますが、1-2年で卒業(卒業証書=Diplomaディプロマ)できるところが多いです。又は、資格(=Certificateサーティフィケート)を取得する際に利用すると、専門的な事が学べます。

 

例えば、
私の友人はTecnical CollegeでCulinary Art(コロナリーアート=お菓子作り)を学び、1年で卒業しました。今ではその経歴をいかして西洋菓子店で働いています。このように可愛いデコレーションなども学べます。

 

グラフィックス1

 

②短大はCommunity Collegeと言います。

 

コミカレの名前で通っています。専攻が日本と同じように選べますが、基本的にはDegree(ディグリー)とよばれる卒業した際の称号に沿って専攻が分れます。日本の短大ではあまりみない専攻で、コミュニケーションや観光学で卒業資格がとれます。

 

称号としては、
Ⅰ. AA(Accociate of Arts=文系)
Ⅱ. AS(Associate of Science=理系)
以上の2つに大きく分類されます。

 

AAとASの違い

アメリカの文系、理系の分け方も日本と同じようにとらなくてはいけない必須科目(Requirementリクワイヤーメント)が違うので、注意して授業を選択しなければなりません。

 

私が取っていたAAの方はASよりも比較的、規則が緩くあまり必須科目も多くなく過ごせました。しかし、AAの中にもカテゴリーがあり、それの中に当てはまる科目を取らなければいけないので、全て自由に選択すると言う事はできません。ASも同じです。

 

ASは必須科目が多い+選択科目がやはり理系の専門的な事になってくる+卒業単位がAAより多いので、少し大変かもしれません。

 

例えば、
Ⅰ. 私がとったAAの授業選択カテゴリーには言語(Language)15単位、ビジネス(Business)10単位、選択科目(Elective)15単位などがあり、言語なら中国語、スペイン語など好きな言語を選択する事になります。

 

ビジネスなら経済(Economy)、経営(Business)、経理(Accounting)などの中から選びます。選択科目なら音楽(Music)や陶芸(Potary)なんかもあり、選択自由でした。たいていは、一科目5単位もらえますが、音楽など、3単位の科目もあるので注意が必要です。

 

Ⅱ. ASもAAの様なカテゴリーがあり、そのカテゴリーの中での選択科目が多く、必須科目もあります。日本であまりみない専攻としては看護、刑事司法(Criminal Justice)などもコミカレにあります。

 

コミカレも日本と同じように、大学に編入する事ができます。各学校によって移行単位が違うので移行時には気を付けないといけません。単位移行にはクラスのレベルが大学(University)レベルかコミカレレベルかによって違ったりするので、学校に確認しなければなりません。

 

最後に

アメリカで学ぶという事は、専門分野の最先端を学べるだけでなく、英語力も自然と上がり、就職にとても有利だと思います。

 

アメリカでは年に一度、ボストンで大きな就職フェアがあります。日本に帰らなくてもアメリカで就活できる絶好のチャンスです。是非、活用してみて下さい。

 

少し日本と違うところもあり、難しいなと思うかもしれません。そんな時は一度、ディーサイド留学情報センターにお問い合わせください。分りやすくご説明します!将来役立つ専攻をきっと見つけられるはずです。