始めての海外でのホームステイ。どんな家族なんだろう、受け入れてもらえるかな、英語が通じなくてあきれられたらどうしよう…。そんな不安と、楽しみな気持ちが混ざりあって、複雑な心境だと思います。
たとえ短い期間でも、同じ家で生活をすると、「新しい家族の一員なんだ!」と感じ、嬉しく思う瞬間が必ずあります!ましてや、それが1年、2年…と長くなればなるほど、本当の家族のように、切っても切れない絆を感じるようになるでしょう。
初めは文化の違いに戸惑いも…
始めて顔を会わす時に一番大切なのは、なんと言っても笑顔に元気な挨拶!
たとえ全然英語がしゃべられなくても、あなたの人柄や「仲良くなりたい」という気持ちは態度で伝わります。それでも、全く違う文化の中で育ってきた人たちと一緒に生活するわけですから、日本での生活と同じようにしていると「どうしてホストマザーを怒らせちゃったんだろう?」、「こんな習慣日本では考えられない!」といったことももちろん出てきます。
私は、高校2年の時にオーストラリアのホストファミリーにお世話になりましたが、とてもアジア好きのご家庭で、家族全員が箸を使ってご飯を食べられることにびっくりしました。また、お風呂の入り方や、ランチにポテトチップスを入れてくれていたことにも驚きでした!
「心が通じ合う」瞬間
ホストファミリーのやり方に、納得できない時もあるかもしれません。でも、そんな時自分の考えだけを押し付けてしまっては、良い関係は気づけません。ホストファミリーは、彼らの時間やお金、労力を費やして、あなたを迎えてくれています。
感謝の気持ちを持って、信頼関係を築くこと。これが大切なのではないかなと思います。そうすれば、ホストファミリーもあなたの気持ちを分かってあげようとしてくれるはずです。
私は、実母を早くに失くしているのですが、その話をホストファミリーにした時に、本当に自分達のことのように残念がり、話を聞いてくれたことが本当に嬉しく、英語を通して「心が通じ合った」体験は、その後の英語学習のモチベーションアップにもつながりました。
英語力だけでなく、人間性を高める
留学の目的は人それぞれだと思います。英語力をあげたい、アメリカの大学に行きたい、将来のキャリアにつなげたい…。そのために、学校での勉強はもちろん大切です。
でも、ホームステイだからこそ高められる面もたくさんあります。英語がしゃべれても、最終的に一番大切なのは、英語を使って効果的にコミュニケーションをとれることではないでしょうか。
多様性を受入れ、お互いの考えを認め合う、そういった経験を、ホームステイではたくさんできると思います。
最後に…
留学後、帰国してからも、ホストファミリーと過ごした時間は、かけがえのない大切なものになります。
今はSNSで繋がりを持ち、近況を伝え合う事も簡単にできます。私は今でもホストファミリーと連絡を取っており、先日ホストシスターに赤ちゃんが生まれた時は、自分の家族のことのように嬉しかったです!一生ものの「新しい家族」を作ることのできるホームステイ。
きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです!