日本で祝日と言えば、ゴールデンウィークや年末年始など長期のお休みを思い浮かべる人も多いと思います。でも、祝日=休日となっても祝日=お祝いする日、という感覚はあまり無いのでは?
アメリカの祝日が日本と違うのは、その名の通りお祝いをしながら盛大なイベントやパーティーをする日が多い、と言うところです。留学をすると経験できる行事が多いですが、今回は、アメリカならではの代表的な祝日をご紹介します。
最もポピュラーな祝日
祝日といって最初に多くの人が思い浮かべるのがクリスマスじゃないでしょうか?
留学をされる方も楽しみのイベントの一つだと思います。
イエスキリストの誕生日と言われるこの日は、キリスト教やカトリック教が多い欧米地域では祝日です。イブにあたる12月24日と25日はもちろん、その前後1~2週間は学校や仕事も休み!なんていう所も多く、日本にあたる【お正月】と同じ感覚です。
クリスマス当日は家族や親戚が集まり、伝統的な食事を楽しんだりプレゼント交換をして過ごすのが一般的です。日本ではクリスマス=恋人の日というイメージですが、本場欧米では家族と過ごすのが本来のスタイルです。
クリスマスに引け劣らない、ポピュラーな祝日
Thanksgiving(サンクスギビング)と言う名前を聞いた事ありますか?
アメリカが植民地の頃、作物の収穫をお祝いして開いた感謝祭が現在祝日となっています。11月の第4週にあたる木曜日がこのサンクスギビングにあたります。実はクリスマスと肩を並べる程の重要な祝日で、家族で集まり、ローストした七面鳥やパンプキンパイ、とうもろこし料理を食べてお祝いするという伝統的な風習があります。
どの家庭でもこぞって七面鳥を買うので、サンクスギビング近くになるとスーパーから七面鳥がなくなるほど。
10キロ以上もある大きな七面鳥をひたすら食べるので、1年で最も体重が増える日とも言われています!そしてサンクスギビングに付きものなのが翌、金曜日のスーパーセール!サンクスギビングなどの売れ残り商品や12月に控えるクリスマス商戦の為の大規模売り出しで、最大90%割引なども珍しくありません。
サンクスギビングと連動して祝日となるこの金曜日は、1年の中でアメリカ経済が超黒字になる日と言われる事からBlack Fridayと呼ばれています。行列には並ばない主義のアメリカ人が、金曜日当日は朝5時からモールや大手家電量販店、百貨店に並び、中には車に入りきらないほど買い物をする人々も目にします。
とてもお得に商品が買えるので、一度経験してみては?!
意外と知らない、独立記念日のお祝い
その昔、アメリカはイギリスの植民地でした。その後、戦争を経て独立国として建国した日が7月4日だったため、アメリカ国民には独立記念日として無くてはならない大切な祝日となっています。
アメリカ人はJuly Fourth(ジュライフォース)と呼んでいますが、この日は各地で花火が上がったり、独立記念パレードなどが行われます。
その他、家族や友人、ご近所で集まってBBQパーティーをしたり、公園で花火を見ながらお酒を飲んだりとお祭り騒ぎをします。日本人にはあまりなじみのない祝日ですが、イベント事大好きなアメリカの国民性が良く分かる日でもあります。
最後に・・・
上記にてご案内してきた祝日ですが、どれもアメリカ文化が色濃く出ており、日本ではあまり経験出来なそうですよね。
一度経験すると、来年も!と思う行事ばかりです。特に留学中のホームステイ先で、ファミリーの一員として祝日をお祝いする事ができれば、まさにどっぷり異文化を感じる事ができるはずです。
それこそ自分が映画の中の登場人物になったかのような感覚になるでしょう。
留学先に迷っているのであれば、ぜひアメリカ文化を体感してみませんか?