オーストラリアはコーヒー大国

オーストラリアは英国植民地だった歴史からイギリスの影響を大きく受けているため、紅茶のイメージを感じるかもしれませんが、実はオーストラリアこそコーヒー大国と言えます。
今ではカフェの文化もすっかり定着しているオーストラリアは、どんな意味でコーヒー大国なのでしょうか?

オーストラリアはコーヒー消費率がすごい

オーストラリアは、2012年の1年間で21億杯以上のコーヒーが購入され、これを1人当たりに換算した場合、約93杯のコーヒーを消費していることになる程、コーヒーの消費率が高い国ということがわかります。
以前はイギリスの植民地だったことから家庭で飲むのは紅茶が定番となっており、紅茶文化も根強いものでしたが、コーヒー文化が根付いたイタリアからの移民が増えたことでコーヒー文化に切り替わっていきました。

イタリアからの移民が増えたことで、家庭で本格的なコーヒーを味わう人が多くなり、その移民によってカフェがオープンされるようになり、オーストラリアにもカフェの文化やコーヒーの文化が浸透していくようになりました。
この流れはオーストラリア全体に拡大していき、コーヒーの味がわかるようになったことも文化として定着した1つのきっかけと言えます。

オーストラリアだけのコーヒー用語

コーヒー文化が根付いて定着したことで、オーストラリア独自のコーヒー用語も生まれてきました。

・ブラックコーヒー → ロングブラック
熱いお湯にダブルショットのエスプレッソを注いだもの。

・エスプレッソ → ショートブラック
エスプレッソのストレートでごく少量になるので、量を増やしたいときには、ダブルエスプレッソといいます。

・ミルク入りコーヒー → フラット・ホワイト
泡のない温めたミルク入りコーヒーです。

・チョコレート入りコーヒー → カフェモカ
日本では「モカ」は豆の種類ですが、オーストラリアではチョコレート入りのコーヒーという意味で使われています。
カフェモカは、エスプレッソにチョコレートが入り、スチームドミルクやホイップなどをのせた飲み物です。

オーストラリア留学の際にカフェを訪れた際は、日本とオーストラリアでの用語の違いに気を付けて注文するようにしましょう。

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