カナダの気候と天気
多くの人は「カナダは雪が降る、寒い」というイメージがあるはずです。
ただカナダは国土が広大であるため、エリアによって気候の特徴も異なります。
日本同様に四季がはっきりしている国なので、地域の気候を理解すれば留学の準備にも役立つでしょう。
エリアごとの気候の特徴
太平洋沿岸(バンクーバーやビクトリアなど)
春は暖かい気候が続くので過ごしやすいですが、山岳地帯では雪が降ることも多いです。
夏は日中の温度が20度前後ですが日差しが強く、その反面早朝や夜は冷え込みやすいでしょう。
秋はひんやりとした空気が流れ始め、夜は厚手の服が必要となります。
冬は寒いですがそれほど多く雪は振りません。
その代わり雨が多いので、日本同様の冬服とウインドブレーカーがあると良いでしょう。
カナディアンロッキー(バンフやレイク・ルイーズなど)
冬は豪雪地帯となり、-20度から-30度になることも珍しくはありません。
5月上旬まで冬の気候が続き、中旬頃から暖かな春・夏の気候を迎えます。
夏は比較的涼しく過ごしやすいですが、山岳気候であるため天気がコロコロ変わりやすいです。
早朝や夜間、雨の日は冷え込むので夏場も長袖は欠かせません。
秋は爽やかな晴れが続きますが、9月から10月でも積雪がみられます。
中部平原・湖岸地域(トロント、ナイアガラなど)
春の日差しは温かく、5月や6月には夏日になることがあります。
夏も爽やかで過ごしやすいですが、湖岸地域は湿度が高めで蒸し暑いです。
9月から10月は紅葉が見頃を迎え、清々しい晴れ間が続くでしょう。
北部は寒さが厳しく、南部は積雪が少なくても氷点下の寒さが続くので防寒対策は必須です。
東部・大西洋沿岸(モントリオールやシャーロットタウンなど)
中部平原・湖岸地域同様に春は心地よい日差しが射し、5月から6月には夏のような暑さを感じる日もあります。
夏は温度が上がりますが、湿度の低さから快適に生活することができるでしょう。
ただし、昼夜の温暖差に気を付けなくてはなりません。
秋も昼夜の寒暖差が激しいため、暖かい服装が望ましいです。
冬は雪が多く降り寒さも厳しくなる一方、大西洋沿岸エリアでは海流による影響で内陸部はそこまで寒くなりません。