世界一安定した給料!?オーストラリアの給料事情

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それでは早速、オーストラリアの給料事情を詳しく解説していきます。

その前にオーストラリアの基本情報をおさらいしたい人はこちらへどうぞ。

 

 

①世界一高い最低賃金

タイトルにある通り、オーストラリアは世界一最低賃金(時給)が高い国です。

その最低時給はAU$21.38となっており、日本円に換算すると約2,000円となります。

 

日本で最も最低時給が高いのが東京都で、時給1,072円なのでおよそ日本の2倍の時給となっております。

 

また、フルタイム雇用者(週38時間勤務)の最低週給はAU$812.6で、日本円に換算すると約75,000円です。

1ヶ月を4週間とすると、最低でも月給が約30万円ということになります。

 

これが最低賃金というのですから、さすが世界一給料が高い国だな感じますよね!

 

②休日勤務の割増し

さらに、オーストラリアでは休日に出勤すると時給が上がる割増率も決まっております。

その割増率はそれぞれ以下の様になっています。

 

<休日勤務の割増率と最低時給>

【土曜日】1.2倍 AU$25.65(約2,400円)

【日曜日】1.5倍 AU$32.07(約3,000円)

【祝日】2.0倍 AU$42.76(約4,000円)

 

なんと、祝日に出勤すれば時給が2倍となり、仮に8時間出勤すれば1日で約32,000円も稼ぐことができます!

自ら進んで休日に出勤するとかなり稼ぐことができそうですよね。

 

③チップ

海外ではレストランやタクシー、ホテルなどサービスに対してチップ払うイメージがありますよね。

アメリカをはじめ、多くの海外の国はサービスは無料ではなくチップとしてお礼をするという文化があります。

 

しかし、オーストラリアでは高級レストランやホテル以外ではあまりチップを払う文化がありません。

これはイギリスの影響を受けていると言われています。

 

なので、チップによる収入にはあまり期待しないほうが良いかもしれません。

チップがもらえたらラッキーくらいの気持ちでいると良いでしょう。

 

チップによる収入も見込みたいなら、高級レストランやホテルではチップを払う文化が根付いきているので、そこで働けるように仕事を探してみてください。

 

1ヶ月の支出はどれくらい?オーストラリアの生活費

オーストラリアは給料が高い分、物価も高い国と言われています。

それでは1ヶ月生活するのにどれくらいの支出があるのでしょうか?

①家賃

生活費の中でも、最も大きな支出となる家賃。

住む地域や住居タイプによって値段は大きく変わりますが、多くの人がホームステイやシェアハウスに入居して滞在しています。

 

ホームステイの場合、食費・光熱費込みで約90,000~100,000円/月が相場となっています。

食費が含まれているため滞在費を抑えることはできそうですが、郊外に家があることが多いため交通費が高くなるかもしれないという点に注意が必要です。

 

シェアハウスの場合、地域やシェア人数によって大きく異なります。

例として、シドニーのシェアハウスで1人部屋に入居した際、家賃・光熱費で約90,000~120,000円/月ほどかかります。

2~4部屋のルームシェアに入居すると、同じシドニー市内でも約60,000~80,000円/月ほどに抑えることができるようです。

 

自分の目標貯金額や生活スタイルと相談しながら、自分にあった滞在方法を検討しましょう。

 

②食費・交際費

日本と比べて、オーストラリアの物価が高いと感じるのが「外食費」です。

日本で外食するときより、1.5~2倍ほど高いという感覚です。

 

週末だけ外食する程度の頻度ならそれほど支出がかさむことはないと思いますが、自炊が苦手・面倒だから外食がメインになってしまうと食費がかなりかかってきてしまいます。

参考程度に、皆さんがイメージしやすい食品を例におよその値段を比較してみましょう。

 

<オーストラリアの物価>

コーラ:AU$3.9 (約350円)

ミネラルウォーター:AU$3.2 (約300円)

ラーメン:AU$15 (約1,380円)

朝食ビュッフェ:AU$40 (約3,670円)

ビックマックセット:AU$13.5 (約1,240円)

ランチ:AU$15 (約1,380円)

 

このようになっており、やはり外食をすれば日本よりも大きな出費がかかりそうです。

 

しかし、スーパーやディスカウントショップに行けば、食品や日用品は格安で購入することができます!

野菜や果物は季節によって価格が変動しますが、旬であれば安価で売ってますし、グラムによる量り売りもあるので1人分の量も調整しやすいです。

自炊することで1ヶ月の食費を15,000~20,000円程度で納めることもできます。

 

とはいえ、せっかくの海外生活ですし、現地でできた友人との付き合いもあるので外出する機会もあるでしょう。

平日はなるべく自炊をして、週末に外食するなどして適度にリフレッシュしながら現地での生活を楽しみましょう!

レストランやバーなどのハッピーアワーの時間帯に行くなどすれば、通常よりも出費を抑えて楽しむこともできますよ。

 

③交通費

オーストラリアでは、日本と同じように電車やバス、路面電車(トラム)などがメインの交通手段になっています。

家賃を抑えるため、ホームステイや郊外にシェアハウスした場合は公共交通機関を使って市街の勤務地へ移動することになるため、思ったよりも交通費がかかるかもしれません。

 

オーストラリアの主要都市では市街地からの距離によってZONEが決められており、そのZONEの区分によって交通費も変わってきます。

以下に、主要都市のZONE1から市内へ毎日往復した場合の交通費をまとめます。

 

<1ヶ月間の主要都市交通費>

シドニー:AU$180 (約16,500円)

メルボルン:AU$180 (約16,500円)

ブリスベン:AU$160 (約14,700円)

ケアンズ:AU$130 (約12,000円)

 

このようになっており、これらの金額を考慮して住む地域も検討した方がいいですね。

また、日本のSuicaやPASMOのように都市ごとに交通系ICカードがあり、利用回数などによっては割引されるカードがほとんどなので、賢く利用することで交通費を抑えることもできます。

 

④通信費

最も大切な必需品と言えるのがスマートフォン。

日本の通信会社の契約のまま現地で通信を使用すると高額な支払いとなるため、現地の通信会社でSIM契約やスマホ自体を契約する人がほとんどです。

 

オーストラリアで押さえておきたい通信会社は、①ボーダフォン ②テルストラ ③オプタス の3社となり、オーストラリアの3大通信会社となっています。

契約の種類は、プリペイド式の「プリペイ」とサブスク式(月間・年間)の「ポストペイ」の2種類があります。

一般的にはポストペイの方が使用データ量や海外への無料通話など優遇されています。

 

3大通信会社のポストペイ契約をした時の費用をまとめます。

 

<3大通信会社の費用>

ボーダフォン:AU$50/月(約4,600円) 60GB 年間契約

テルストラ:AU$60/月(約5,500円) 60GB 月間契約

オプタス:AU$49/月(約4,500円) 60GB 月間契約

 

オーストラリアの主要都市は、広範囲で無料の公共WiFiが使用できるため、市街地にいるときはなるべく公共WiFiを使用するなどして、通信容量を消費しないように工夫しましょう。

また、あまり普段からスマートフォンを使わず、60GBも使うことはないという人はプリペイ契約だともう少し費用を抑えることもできます。

渡航前にしっかり下調べしてどこと契約するか選んでおきましょう。

 

なるべく貯金したい!節約のコツ

オーストラリアでの生活にどれくらいお金がかかるか、ざっくりイメージができたかと思います。

ではここからは、なるべく多く貯金をするために、節約のコツを紹介します。

 

①なるべく郊外の地域に住む

まず、大きな出費である家賃を抑えることが節約の1つ目のポイントになります。

郊外に住むことで、市内に住むよりも交通費はかかりますが、ほとんどの都市はICカードに課金される上限金額が決まっており、それ以上は無料で交通機関に乗車することができるなど割引が適用されます。

 

家賃と交通費を合算したとき、一番安くできそうな地域に住むことをオススメします。

 

②自炊をして食費を抑える

2つ目のコツとして、外食を減らすために自炊をすることです。

日本と比較して高いのが外食費になるため、平日や予定のない休日などはなるべく外食せずに自炊するように心掛けましょう。

 

また、平日のランチも簡単なサンドイッチなどを作って職場に持っていけばランチ代も浮かせることができます。

現地に行ってからいきなり自炊を始めるというのは大変なので、日本にいるうちから自炊する習慣を身につけておくと良いでしょう。

 

③交通費のサービスを把握しておく

3つ目のコツは、交通費を抑えるために滞在予定都市の交通サービスを把握しておくことです。

主要都市では、交通系ICカードを利用することで各種割引が適用されることがほとんどです。

 

割引となる乗車区間、時間、曜日、乗車回数などのサービスを事前に確認し、それらをうまく活用すれば交通費を節約することができます。

 

④就く職業を慎重に検討する

最後に紹介するのは、どの職業に就くのか検討することです。

レストランのウェイターなど、飲食店で勤務すればランチは賄いとして提供してもらえることが多く、これだけでもランチ代が浮きます。

 

また、ファームで住み込みの仕事に就けばお金を使わない環境に身を置くことができるため、必要最低限の出費で抑えることができ、残りをたくさん貯金できます。

 

ちなみに、節約とは違いますが給料の良い職場で働くことで貯金を増やすという方向もありますよね。

多くの日本人が一般的に働く環境であれば最低時給くらいの給料で働くことが多いと思いますが、英語力が高ければ現地のウェイターと同じくらいの給与水準の職場でも働くことができます。

もし、節約がちょっと苦手だからもらえる給料を増やしたいという方は、英語力を高めて給料の良い職場で働くことも選択の1つと言えるでしょう。

 

 

1ヶ月でいくら貯まる?収入と支出のシミュレーション

 

それでは、今までのことを踏まえて実際にいくら貯金できるのか、1ヶ月の生活でシミュレーションしてみましょう。

 

①ジャパニーズレストラン:ウェイター

1つ目のケースとして、多くの日本人が経験する日本食レストランでのパートタイム雇用で仕事をした場合です。

まずは収入の計算ですが、休日の勤務も考慮して平均時給AU$23、1週間の勤務時間を38時間として計算すると、

 

AU$23/時 × 38時間/週 × 4週間/月 = AU$3,496(約320,000円)

 

ということになります。

続いては支出の計算です。

 

家賃(光熱費込み) = 50,000円

食費・交際費 = 60,000円

交通費 = 10,000円

通信費 = 5,000円

税金(給料15%) = 45,000円

その他出費 = 10,000円

 

とします。

全てを合計すると、

 

50,000円 + 60,000円 + 10,000円 + 5,000円 + 45,000円 + 10,000円 = 180,000円

 

となり、1ヶ月の支出は約180,000円とします。

それを収入から引くと、

 

320,000円 – 180,000円 = 140,000円

 

が1ヶ月の貯金額の目安となります。

これを半年続けた場合、

 

140,000円/月 × 6ヶ月 = 840,000円

 

貯金することができそうです!

最低賃金の給料でもこれだけの貯金が見込めるって魅力的ですね。

 

ただ、気を付けなければいけないのが最低賃金以下の給料で雇うレストランなどもあると言われているので、そこは注意が必要です。

 

②ホテル:ハウスキーピング

続いてのケースはホテルでのハウスキーピングの仕事をした場合です。

まずは、収入の計算です。

ホテルハウスキーピングは、土日や祝日なども勤務が多くあるため平均時給AU$25と少し多めになります。

その分1日の勤務時間は短く、6時間ほどのところが多いです。

 

AU$25/時 × 6時間/日 × 5日/週 × 4週間/月 =  AU$3,000(約275,000円)

 

勤務時間が短い分、先ほどのレストランのウェイターより収入は若干少なくなるものの、それでも十分な収入を得ることができます。

また、支出の面でも従業員寮を備えているホテルもあり、そこへ住むと家賃も抑えることができます。

 

家賃(光熱費込み) = 40,000円

食費・交際費 = 40,000円

交通費 = 7,000円

通信費 = 5,000円

税金(給料15%) = 42,000円

その他出費 = 10,000円

 

を1ヶ月の支出とします。

これらを合計すると、

 

40,000円 + 40,000円 + 7,000円 + 5,000円 + 42,000円 + 10,000円 = 144,000円

 

となります。

収入から支出を引いた貯金額は、

 

275,000円 – 144,000円 = 131,000円

 

となります。

半年続けた場合の貯金額は、

 

131,000円/月 × 6ヶ月 = 786,000円

 

となります。

ホテルインターンシップでも半年でこれだけの貯金が見込めると思うと、なんだかオーストラリアでお仕事してみたくなっちゃいますよね♪

 

③ファーム:バナナパッキング

最後にご紹介するのは、ファーム(農場)でのお仕事になります。

それでは、どれほどの収入が見込めるか見ていきましょう。

 

AU$25.41/時 × 40時間/週 × 4週間/月 = AU$4065.6(約373,000円)

 

勤務時間も長く、体力的にもきついと言われるファーム作業なので他の職業よりも時給が高くなっていますね。

では、支出の方を見ていきましょう。

 

家賃(光熱費込み) = 60,000円

食費 = 30,000円

通信費 = 5,000円

税金(給料15%) = 55,000円

交通費・その他出費 = 20,000円

 

1ヶ月の支出はこのようになり、合計すると

 

60,000円 + 30,000円 + 5,000円 + 55,000円 + 20,000円 = 170,000円

 

となります。

1ヶ月の貯金額は

 

373,000円 – 170,000円 = 203,000円

 

が見込めるということになります。

これを半年続けた場合、

 

203,000円/月 × 6ヶ月 =  1,218,000円

 

貯金することができるという見込みになります!

半年で100万円も貯金ができるなんて夢がありますね。

 

ズバリ、オススメはコレ!

これまでのことを踏まえ、オススメの仕事は以下の2つになります。

 

①ホテルインターンシップ

1つ目のオススメは、ホテルインターンシップとなります。

リゾートエリアにある4~5ツ星ホテルで働くこともできるため、リゾートエリアで働いてみたい・休日は観光も楽しみたいという方にオススメになります。

 

また、従業員ディスカウントで安く勤務先ホテルに宿泊できるところもあるので、日々のストレスを癒すこともできます。

しっかり貯金もしたいけど、現地での生活も楽しみたいという方には特にオススメになっています。

 

こちらのホテルインターンシップについて詳しくまとめた記事があるので、気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください!

 

 

②ファームワーキングホリデー

2つ目にオススメするのが、ファームでのワーキングホリデーです。

ワーキングホリデーは同じ雇用主の下で働けるのが、最長で6ヶ月という制限がありますが、ガッツリ働いて短期間で貯金したいという方にオススメです。

 

また、都市の喧騒を離れ、オーストラリアの大自然を感じながら仕事ができるので、普通とはまた違ったオーストラリアの魅力に触れることができます。

注意として、時期によっては勤務時間が十分与えられず稼げないということもあるので、参加する時期はしっかり検討することが必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少し長くなってしまいましたが、オーストラリアではどんな仕事があって、どれくらい稼ぐことができそうかイメージしていただけたのではないでしょうか?

 

将来叶えたい夢のために貯金がしたい、グローバルな就労経験を積んでみたい、学費のために貯金したいなど、人によって理由や目的は様々ですが、日本で働いてお金を貯める以外にも、世界にはたくさんの可能性が広がっています。

今回はオーストラリアの給料事情をご紹介しましたが、他の国でも解説していきたいと思いますので、気になる国があればリクエストなどいただけると嬉しいです!

 

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