基本情報
今回の参加者の石田有人さんは、大学3年生。
理系学生ということもあり、自然や動物に興味がありこちらのプログラムに参加してくださいました。
参加者基本情報
【氏名】石田 有人 様
【職業】大学生(3年生)
【プログラム】スリランカウミガメ保護プログラム
【期間】1週間
行先地域情報
【国名】スリランカ
【地域】アンバランゴダ
【言語】シンハラ語、タミル語、英語
【人口】2216万人
【広さ】6.5万km²(北海道の約0.8倍)
【通貨】スリランカ・ルピー(1スリランカ・ルピー=約0.41円)
【時差】-3時間30分
【距離】成田国際空港からコロンボまで直行便約9時間、コロンボから車で約2時間
ボランティアに参加したきっかけを教えてください。
まず、ボランティア留学を選んだ理由ですが、自分は今大学生でバイトやサッカーなど、自分が色々とやりたいことがある中で、英語の環境に飛び込んで自分の成長に繋げたいという想いがありました。
長期間時間が取れるわけではないので、語学留学に短期間行くだけだと得られるものも少ないのではないかと思っていたので、ボランティア留学なら短期間でも自分の成長に繋がる体験ができるのではないかと考え、海外ボランティアを探していたところジブン流学のサイトを見つけて問い合わせてみました。
スリランカのウミガメ保護プログラムを選んだ理由は、自分が理系学生ということもあり自然や動物に興味があったからです。
自分の興味のあるジャンルでないと主体性をもって積極的に取り組めないと思っていて、実際に自然や動物に関わる様々なプログラムの中から1番興味が湧いたのが、このスリランカのウミガメ保護のプログラムだったので参加を決めました。
初めて1人でスリランカに行ってみてどんな印象を受けましたか?
現地について1番初めに感じたのは、とにかく蒸し暑いということですね。(笑)
街の雰囲気を見て、やはり日本ほどインフラを含め諸々が整備されていないし、道端で物乞いしている人もいたり、改めて発展途上国の現状がこういうものなのかと思いました。
僕にとっては異世界のように感じましたね。
言語の面でも、英語も普通に話すんですけど、街中の看板とかに書かれているのは現地のシンハラ語やタミル語だったので、何て書いているのかも全く分からず、空港についてからアンバランゴダまで移動する車の中は2時間くらいずっと不安だった記憶があります。
日本とスリランカの街や文化を比較してみてどういうことを感じましたか?
日本では当たり前だと思っていることが、スリランカでは当たり前じゃないんだなと色々な場面で感じました。
もちろん文化の違いもあると思いますが、お風呂は無いし、シャワーも冷たい水しか出ないです。
スリランカは蒸し暑いからそれでも全然大丈夫でしたけど、恐らく水をボイラーで温めるという技術もそれほど普及してないのではないかと思います。
車移動の時は高速道路を走行していたのですが、その高速道路もつい最近新しくできたばかりだと言っていました。
4年ほど前にスリランカでテロがあって空港での検査がかなり厳しかったり、2009年頃まで内戦がおこっていたりとそういった歴史をみてもまだまだこれから発展していく途中なんだと改めて実感しました。
アンバランゴダの街の雰囲気はどうでしたか?
すごくいい人ばかりで、街の人は皆さん優しかったです。
ホストマザー(寮母)と現地のスーパーに一緒に買い出しに行ったりしたとき、道中で会う人みんなが全員友達みたいな感じで話をしていて、スーパーにたどり着くのに時間がかかったのを覚えています。(笑)
その時にホストマザーが僕のことを街の人に紹介してくれたり、街の人が別れるときに手を振ってくれたりして、人の温かさを感じました。
現地の食事はどうでしたか?
朝食は毎日同じメニューで、パンとフルーツを卵を焼いた料理。
昼食と夕食は毎日メニューが変わるんですけど、味付けは基本全部カレーでした。何でもカレー味になるので、毎日カレー食べてましたね。(笑)
日本のカレーと違って、自分はちょっとクセがあるなと感じました。
寮でホストマザーが毎食用意してくれていたので外食はしなかったです。
街中で見かけた飲食店のメニューを見るとホストマザーが作ってくれた料理と同じようなものが写真に写っていたので、ホストマザーが作ってくれる料理がやはりローカルフードなのかなと思い、外食することはなかったですね。
プログラムに参加した感想を教えてください。
実際に参加してみて、思っていたよりも体力的にきつかったなという印象があります。
活動時間が8:30~13:00までと少し長めで、気温が毎日30℃前後で暑くて、その日差しの中で活動していたので思っていたより体力が削られました。
ただ、ボランティアの活動内容自体は非日常を味わうことができてすごく楽しかったです。
ウミガメにあげる餌になる魚を捌いたり、ウミガメの甲羅を磨いてあげたり、このプログラムでなければできない体験をすることができました。
甲羅を磨いているときのカメが可愛かったし、ウミガメの赤ちゃんとも触れ合えて本当に小さくて可愛かったです!
大人のウミガメも水槽に入れるときに持ち上げたんですけど、30~40kgくらいあって結構重かったです。
ボランティア活動終了後の平日午後はどのように過ごしましたか?
4日目にコーディネーターの方が、リバーサファリといって川をボートで散策するリアルジャングルクルーズみたいなアクティビティに連れて行ってくれました。
あとは街を散策して、アイスクリーム屋さんに行ったり、スーパーに行ったり、夕陽を見に行ったりしました。
個人的に思い出に残っているのが、トゥクトゥクに乗ったことです。
アトラクションに乗っているみたいで楽しかったですね。(笑)
結構ボランティア活動で疲れた部分もあるので、仮眠をとって体調崩さないようにしっかり休息もとっていました。
このプログラムに参加した経験は就活や今後の人生に生かせると思いますか?
今回のプログラムは参加者が僕1人だけだったということもあり、主体性と対応力がかなり身についたと思うのでそういった経験は生かせると感じます。
現地コーディネーターの人と仲良くなりやすかったり、自分の知りたいことを自分の聞きたいタイミングですぐ聞けることができる分、自分から積極的にならないと欲しい情報を聞くことができなかったので、自ら積極的に話しかけたりしてコミュニケーション力も伸びたかなと感じます。
やはり、誰も知らない、日本語も通じないこの環境を1週間1人で乗り切ることができたので、自信に繋がりました。
失敗から学んだこともあって、空港での乗り継ぎの際に便が変わっていたことに気付かず、空港で色々な人に聞きまわりました。
乗り継ぎの際に、日本の添乗員さんにしっかる確認していれば混乱することもなかったと思います。
今回は聞けるときに聞かず、あとから自分を苦しめてしまうという経験をしたことで、積極性の大切さを実感できました。
「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」という言葉を教訓に、それからはわからないことがあれば自分から積極的に聞きに行けるようになりました。
これから留学をしたいと考えている方に伝えたいことはありますか?
どうしても短期留学だと得られるものが少ないというイメージがあると思います。
かといって、長期留学するとなると時間が限られている中で他にやりたいことを削らなければいけなかったり、費用面でも苦しいものが出てくると思います。
しかし、海外ボランティアだと1週間だけでも自分が成長できる体験ができるし、異文化に触れることで自分の世界を広げることができました。
ボランティアのプログラムから学ぶことももちろんありますが、それ以外にも行先の国の文化や生活、歴史など様々なことを現地で感じることができるので、自分の価値観にも影響を与えることができて本当に有意義で素晴らしい経験を積むことができると思います。
今回の経験をどのように今後の人生に繋げたいですか?
街中で困っている外国人の方がいたら自分から積極的に声をかけて助けに行きたいと思います。
今回のプログラムに参加して、英語力が格段に伸びたからというわけではなくて、英語が上手に話せなくても英語を話す勇気がすごくついたので、臆することなく自分から困っている人を助けたいという気持ちが芽生えました。
まとめ
石田有人さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
1人だけの参加で不安に思ったり辛い部分もあったかと思いますが、それをポジティブに捉え積極的に活動に取り組まれたことで自信に繋がる経験ができたんですね。
これからだんだんと日本に訪れる外国人観光客も増えてくると思うので、今回の経験を生かして困っている方がいればぜひ声をかけて助けてあげてください!
今回、石田さんが参加したスリランカのウミガメ保護プログラムの詳細が気になる方はこちらをご覧ください。
また、過去にこちらのプログラムに参加された女性のインタビューも記事にまとめていますので気になる方は要チェックです!
ジブン留学では、世界40ヵ国100を超える豊富なボランティアプログラムを持ち、アナタの行きたい国、やりたいことに合わせて最適なプログラムをご提案します。
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