基本情報
参加者基本情報
【氏名】塔野 聖夏 様
【プログラム】フィジー スポーツ教育
【期間】2週間
海外ボランティアに参加したきっかけを教えてください。
元々、海外に行ってみたいという興味があって、海外に行くにしても観光ではなくボランティアとして行って、現地の人の役にたったり、そこで何か学びたいという気持ちがあったので、海外ボランティアに参加しました。
ボランティア自体に関心があって、でも海外では初めての挑戦だったので自分の中ではすごく新しい試みでした。
フィジーを選んだ理由は、現在通っている大学で「ウェルビーング」という、心身共に良い状態のことについて学んでいるので、世界一幸福度が高いと言われているフィジーは、私が大学で学んでいることに近い環境なのかなと思い、フィジーを選びました。
また、私がずっとスポーツを続けていたということもあり、スポーツの持つ力というのをもっと感じてみたかったので、スポーツ教育ボランティアに参加しようと思いました。
フィジーに行ってみた感想はいかがでしたか?
まず、第一印象は本当に自然が豊かで素敵なところだなと思いました。
どこをみても自然だらけでした。
現地の人たちもすごくフレンドリーで、温かく迎え入れてくれた感じがしました。
あと、時間の流れがすごくゆったりに感じました。
日本はみんな時間にきっちりしていて、それも大事なことなんですけど、フィジータイムと言ってフィジーの人たちはあまり時間に囚われず、心に余裕を持って過ごせているのかなと思いました。
現地の生活環境はいかがでしたか?
食事は全部美味しくて、日本人の口にも合うようなご飯ばかりでした。
スープとか、白米とか、お芋が多かったですね。
食事に関しては全然困ることもなく、ストレスがありませんでした。
外食できるお店も結構あって、他の参加者の子達と夜お店に行ってご飯を食べたりとかもしました。
実際のプログラムの内容を教えてください。
大まかな内容は、現地の子供達と一緒にスポーツを楽しんだり、子供達が怪我をしないように安全を見守ることが主な仕事です。
私はスポーツは好きですけど、運動神経が良いという方ではありませんでしたが、私でも充分に楽しむことができたので、スポーツが苦手な方でも参加できると思います。
スポーツの内容は、バレー、サッカー、ラグビーとか色々やりました。
2箇所の活動場所があって、1箇所は小学生くらいの子供たちと体を動かすようなところで、もう1箇所は地域のスポーツが好きな人みんなが参加するような場所でした。
大人の方たちも本気でスポーツを楽しんでいて、見ていてすごく面白かったです。
活動時間は午後3時くらいから大体3時間くらいだったので、それまではフリータイムでした。
フリータイムは宿泊施設のハンモックでゆったりしたり、近くを散歩して近所の方と話したりして気ままに過ごすことができました。
プログラムに参加して気付いたことはありますか?
日本では、スポーツに取り組むとすごく厳しいイメージがあります。
きついことを続けることが正しいみたいな風潮もあって、どこかやりづらさを感じてしまうような気がします。
でも、フィジーでは本当に心の底からスポーツを楽しんでいて、大人の方も本当に生き生きとスポーツを楽しんでいたことが印象的でした。
また、幸せの価値観も日本とは全然違うなという風に思いました。
フィジーと日本の生活を比べると、フィジーは電車とかもないし日本よりも不便なことはたくさんあるけれど、それでもみんな幸せに暮らしているなと感じました。
フィジーの人に話を聞くと、「家族とか大切なひとがそばにいるだけで幸せ」と話していて、とても素敵でした。
日本は色々と進歩していて、物質的には豊かな国ですけど、当たり前にある小さな幸せを見逃しているのかなと思います。
フィジーの人たちは、そういう当たり前にある小さな幸せをすごく大切にしているので、素晴らしいなと思っています。
プログラムで学んだことを今後どう活かしていきたいですか?
フィジーの人と色々お話ししていく中で、みんな自分のことが大好きで、すごく自信があるということに気が付きました。
実際に、自分のことが大好きだと話してくれる人ばかりで、みんな生き生きと暮らしているんだなと。
日本人は、自分に自信がないという人や、コンプレックスばかりに目を向けて自己肯定感の低い人が多いなと感じています。
実際に私も自己肯定感が高い方ではないので、ネガティブな考えになりそうなときはあります。
すぐには変われないですけど、落ち込んだときはフィジーの人たちの考えを思い出して、自分なりの考えに切り替えられるようにしていきたいです。
プログラムに参加してよかったことと苦労したことを教えてください。
海外ボランティアというと、朝から夜まできっちりスケジュールが組まれていて、ずっと活動しているというイメージがありました。
でも、実際は平日の夕方から夜までの3時間くらいしか活動がなくて、それ以外は自由に過ごすことができたのがよかったなと思います。
私の性格上、びっしりスケジュールを決められていると嫌になってしまうし、自由に過ごせる時間があったおかげで楽しく過ごすことができました。
また、現地の人たちと交流する機会が多かったのもすごく良かったと思います。
道端で出会った見知らぬ人と仲良くなって、その人の村に遊びに行ったり、タクシー運転手と仲良くなって色んなところに連れて行ってもらうことができました。
現地の人とコミュニケーションをたくさん取れて、人の温かさに触れることができて本当に良かったなと思います。
苦労した点は、英語でのコミュニケーションがうまく取れなかったことです。
プログラムに参加している人たちは、世界各国から集まっていたので、英語で話すのが当たり前だったのですが、私はそこまで英語がうまく話せなかったので苦労した点はありました。
最初は自信がないせいで、極力話しかけないようにしていたのですが、それでも参加者の人たちと一緒に過ごしていく中で、ご飯に誘ってくれたりとか、一緒にゲームとかするようになって仲良くなれたので、勇気を出して自分からも話しかけにいくようにしました。
メンバーのみんなが優しくて、私がわかりやすいようにゆっくり話してくれたりとか、私の伝えようとしていることを理解しようとしてくれました。
そしたら、最後の3日間くらいはずっとメンバーと話していたという記憶があるくらいみんなとコミュニケーションを取ることができるようになりました。
今後、海外ボランティに参加する方にアドバイスをお願いします。
もし、少しでも興味があって行くか行かないか迷っているのであれば、絶対に行って欲しいと思います。
不安な部分があったとしても、それ以上に学べることや楽しい思い出ができると思うので、参加しても後悔しません。
勇気を出して一歩踏み出すことで得られる学びがすごくたくさんあるので、恐れずにぜひ参加してみてほしいです。
インタビューへのご協力ありがとうございました。
塔野さん、改めてボランティアへのご参加ならびにインタビューへご協力いただき、ありがとうございました。
フィジーの方やプログラムに参加したメンバーとすごくたくさん交流をされて、様々な学びや思い出ができた濃厚な2週間を過ごされたようで、本当に参加していただいて良かったです。
塔野さんが話していたように、「参加して良かった」「後悔しないから勇気を出して参加してほしい」と話していただくことが多い当センターの海外ボランティア。
ぜひ皆さんも少しでも興味があればお気軽にお問い合わせください。
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