基本情報
参加者基本情報
【氏名】村尾 美寿穂さん
【プログラム】ラオス – 冒険プログラム(1週間)、タイ – 教育プログラム(4週間)、カンボジア – マングローブ保護活動(4週間)、ベトナム – 炊き出しプログラム(3週間)
【期間】3ヶ月
海外ボランティアプログラムに参加したきっかけは?
私はこれまで海外に長期間行ったことがなかったので、海外に長期滞在してみたいなと思ったのと、自分の英語力を試してみたいなと思ったのが大きなきっかけでした。
海外に行くのはいいけど、今までの人生の中でボランティアという体験をしたことがなかったので、一度挑戦したいと思って海外ボランティアに興味を持つようになりました。
その中でも、ジブン流学の海外ボランティアは日本人が少なくて、欧米圏の方やオセアニアの英語圏の方が参加者の大多数を占めるというお話を聞いていたので、興味を持ってカウンセリングを受けました。
長期間海外ボランティアにご参加いただきましたが、成長したなと思いましたか?
人間としてとても成長したなと思いました。
人間性というと少し難しい表現ですが、簡単にいうと度胸がついたと思います。
海外に行くと(特にこのプログラムの場合は)、基本的に日本語が使えないので、「自分の英語で伝える」か「スマホで翻訳して伝える」か「ボディランゲージを使って伝える」という方法の中から自分の伝えたいことを相手に伝わらないと、みんながみんな気を配ってくれるわけじゃないので、「自分でやるしかない」と一歩踏みだす度胸がついたと思います。
日本だと日本語で思ったことを伝えることができると思うのですが、海外だと英語という母国語じゃない不慣れな言語で自分の伝えたいことを伝えなければならないので、一番成長したのは「自分を主張する力」なのかなと思います。
それぞれ参加した国での感想ついて教えてください。
▶︎ラオス-冒険プログラム
ラオスでは冒険プログラムというのに参加しました。
冒険プログラム中にルアンパバーン市内から外れた現地コーディネーターの実家に一泊させてもらったのですが、そこで仏教の儀式を体験することができたり、現地のご飯を食べたり、そこがちょっとした観光地だったので登山なども楽しむことができました。
コーディネーターさんの実家の近くの滝が観光地だったのですが、そこで現地の方はシャンプーをしていて少し面白かったです(笑)
その家でホームステイに強く感じたことは、日本と違って水洗トイレもないし、シャワーも「ここから汲んで浴びてね」とか本当に日本の当たり前は全くない環境で、私が現在日本で過ごしている環境は当たり前じゃないと感じて、感謝することができるとてもいい機会となりました。
▶︎タイ-教育プログラム
タイはとっても参加者の人数が多かったです。
他の国と参加者の数よりも最も多くて宿泊施設もある中で、水曜日にみんなでショッピングモールやビーチに行ったり、木曜日に全体ミーティングがあったりと、みんなと交流する機会があったので、国際交流したいという方はタイに行かれるのがいいんじゃないかなって思いました!
韓国人の方やタイには日本人の方もいらっしゃったのですが、ほとんどが欧米圏の方で、欧米圏の方は本当に体力がすごくて毎日街中に遊びに行っていたのを思い出します。環境保護プログラムとかは日中外に出て活動するので体力大丈夫かなというのはずっと思っていました(笑)
▶︎カンボジア-マングローブ保護活動
カンボジアのマングローブ畑は本当に美しかったです。
活動内容は私が参加した時期はマングローブの苗をポットに植え替えるという作業でした。
マングローブの苗を用意するため、マングローブの森林に種を取りに行くのですが、マングローブの種が種というよりも小さめの枝みたいな感じで思ったよりも大きいもので衝撃を受けました(笑)
なかなかタフな作業だったんですが、地元の方とたくさん交流ができて、海外ボランティアに参加しなかったら関わらなかったはずの方々とこうやって交流するのもとっても貴重な体験だなと思っていました。現地の方々は英語を話すことができず、私もカンボジアの言語は全くわからなかったので、お互いにボディランゲージを使って交流をしていたのですが、とっても優しく接してくれていい出会いに恵まれたなと思いました。
▶︎ベトナム-炊き出しプログラム
ベトナムの炊き出しプログラムには3週間参加しました。
炊き出しプログラムでは、ホーチミンの下町にあるレストランで生活保護を受けている方々に食事を提供するプログラムなのですが、現地の食べに来る方々は「その日のお昼ご飯を楽しみにして食べにくる」というよりかは「生きるために来る」という方々で、この一食しか食べることができていないんだろうなという方もいらっしゃって、悲しい気持ちになったのと同時に、改めて自分がいる環境は当たり前じゃなくてすごく恵まれた環境なんだなと実感することができました。
お客さんと実際に交流することはあまりできなかったのですが、お客さんが途切れることなく並ばれていたので、ホーチミンはすごい発展した都市に見えたんですが、経済格差はすごい広がっているんだなと実感しました。
炊き出しプログラムでは他のプログラムよりも早く活動時間が終わるんですけど、オーストラリア、ニュージーランドやアメリカの方々と一緒にプログラムに参加して、活動が終了した後に一緒に博物館に行ったり、ご飯を食べに行ったり、私がずっと行きたかった「エッグコーヒー」を飲みに行ったりしてとても楽しい時間を過ごしました。
週末には別のプログラムに参加していた77歳のアメリカ人のおばあちゃんと一緒にダナンに旅行に行きました。
そのおばあちゃんは私が生まれる前に横浜に住んでいてことがあって、日本人が「R」の発音が苦手なことも知っていたので英語もとても話しやすかったです(笑)
いろんな国に参加されている中でどうやって友達を作っていましたか?
どの国でも参加者の方々はとても優しくてフレンドリーな方が多かったです。
私から話しかけなくても向こうから話しかけてくれることが多くて、「名前聞いていい?」とか「どこのプログラム参加してるの?」とか「どこの国出身?」とかって聞いてくれて「海外ボランティア」っていう共通点があるので、会話はつながりやすかったです。
特に私が「日本から来たよ」っていうと「どのアニメが好きなの?」だったり日本の文化について盛り上がることができたので友達を作るハードルはすごい低いと思います。
特にタイは前に行った通り、参加者同士が交流する機会が盛んだったり、宿泊施設のから徒歩圏内には何もないので、タクシーやトゥクトゥクを利用するときに「一緒に行く?」とか「一緒に乗り合わせていい?」というように声をかけてもらうことが多かったです。
共用ルームにいると誰かしらがいて会話になるので、友達作りに特に困ることはありませんでした。
これから参加を考えている方に一言お願いします。
海外ボランティアに参加される方は治安面や言語の面で心配することがあると思います。
実際に私もそうだったんですが、治安面に関しては、複数国を回って「夜は1人で出歩かない」とか「この地域は危ないから通らない」とかを現地スタッフからオリエンテーションで説明してもらえるので滞在中は治安面で不安に思ったことは一度もありませんでした。
現地スタッフは現地について知り尽くしている方達なので、彼らの指示に従っていれば危険はないし、とても頼りになる存在でした。
英語の面に関しては、困ったらスマホもあるのでそこに頼るのもいいと思いますし、英語を喋れるようになりたいという方が多いと思うんですが、英語の学校に行くにしてもオンライン英会話を始めるにしても”必ず”言語の壁にはぶつかるものなので、成長するのに必要な家庭と受け入れて、「とりあえず行く」というのが大事なのかなと思いました。
自分が日本人ということを相手に伝えれば、みんな日本では英語を喋らないということを知っているので、高い英語力は期待されないし、優しくゆっくり話しかけてくれると思います。
インタビューへのご協力ありがとうございました。
村尾さん、改めてボランティアへのご参加ならびにインタビューへご協力いただき、ありがとうございました。
タイやベトナム、カンボジア、ラオスと、様々な国に3ヶ月間滞在されて、たくさんの気づきや交流、思い出ができた濃厚な3ヶ月間を過ごされたようで、本当に参加していただいてよかったです。
村尾さんが話していたように、いろんな海外の方との交流や、海外ボランティアでしか関わることのない方と交流ができる等センターの海外ボランティア。
ぜひ皆さんも少しでも興味があればお気軽にお問い合わせください。
無料カウンセリングのお申し込みはこちらから。