サマータイムという夏時間を使用するのも、海外ではよくあることで、カナダでも一部の州を除いて利用されています。
サマータイムとは、日の出の時刻が早くなる3月から11月の時期に、時計の針を速めることで、太陽の出ている時間に活動するといった意味が込められています。
日本でも1948年頃から数年間実施されていましたが、今は行われていません。現在では一部の会社などで、サマータイムを実施している場合があります。
サマータイムはいつ?
カナダのサマータイムは、3月の第2日曜日、午前2時をサマータイムの開始日としていて、11月の第1日曜日、午前2時を終了日としています。
開始日の深夜、午前1:59から1分経つと、午前2時ではなく午前3時となり、終了日の深夜、午前1:59から1分経つと、午前2時ではなく午前1時に戻ることになります。
つまり、開始日は1日が23時間の計算となり、終了日は1日が25時間ということになります。
また、毎年開始される日も違ってくるので、祝日のように毎年○月△日といったことがありません。
カレンダーなどに書いて、時計の針を忘れずに変える必要があります。
旅行や、留学などでカナダに行く際は、ここの出発日と、カナダのサマータイムに変わる日の確認をしてからでないと、時間を間違うこともあります。
なお同じカナダ国内であっても、日本との時差も違ってきます。
夏期間の太平洋標準時(PST)カナダの西側、ブリティッシュコロンビア州などの時差は17時間。
中部標準時(CST)マニトバ州などの時差は15時間。
東部標準時(EST)オンタリオ州、ケベック州などの時差は14時間。
大西洋岸標準時(AST)プリンスエドワードアイランド州(シャーロットタウン)との時差は13時間 となります。
きちんと時差の確認をしてから出発しましょう。